カタツムリの飼い方完全ガイド|初心者でも安心!小学生の自由研究にも最適

カタツムリの飼い方完全ガイド|初心者でも安心!小学生の自由研究にも最適 ペット

「カタツムリの飼い方」を知りたい方必見!この記事では、カタツムリを初めて飼う方でも安心して育てられるよう、必要な道具から日常のお世話まで詳しく解説します。

雨の日に、あじさいの葉っぱでゆっくり動いているカタツムリを見たことはありますか?

「このカタツムリをお家で飼ってみたいな〜」って思ったことはありませんか?

実は、カタツムリはとっても飼いやすい生き物なんです!正しいお世話の方法を覚えれば、小学生のみなさんでも上手に飼うことができるので夏休みの自由研究にもピッタリですよ。

マンガ解説:カタツムリの買い方知りたいですか?

こんにちは!ぼく、カタツムリです。みんなと一緒に住めるのを楽しみにしてるよ〜。でも、ちゃんとお世話してくれるかな?

この記事を読めば、カタツムリが喜ぶお世話の方法がぜ〜んぶわかります!お父さんやお母さんと一緒に読んでみてくださいね。

どうしてカタツムリは飼いやすいの?

カタツムリが初めて生き物を飼う人にもおすすめな理由は:

  • 鳴かないから、近所の人に迷惑をかけない
  • お金があまりかからない(お小遣いでも飼える!)
  • ゆっくり動くから観察しやすい
  • 長生き(大切に育てると3年くらい、大きいカタツムリは10年以上も!)
  • オスもメスも同じ体だから、1匹でも赤ちゃんを産むことがある

ぼくたちはとっても静かだし、あまりお金もかからないんだよ。でも長生きするから、最後まで面倒を見てくれるかな?

カタツムリってどんな生き物?

アジサイの葉とカタツムリ
アジサイの葉とカタツムリ

カタツムリの正体

実は、カタツムリは海にいる貝の仲間なんです!陸の上で暮らすようになった貝なんですね。

日本には800種類ものカタツムリがいるんですよ。住んでいる場所によって違う種類がいます:

  • 北海道:エゾマイマイ
  • 本州:ヒダリマキマイマイ
  • 関東:ミスジマイマイ
  • 沖縄:アフリカマイマイ

カタツムリとナメクジの違い

「ナメクジとカタツムリって何が違うの?」って思いませんか?

答えは簡単!

  • 殻(から)を背負っているのがカタツムリ
  • 殻を背負っていないのがナメクジ

実はナメクジも、昔は殻を持っていたんです。でも、だんだんと殻がなくなっちゃったんですね。

カタツムリのお家を作ろう!

カタツムリの飼い方|プラスチックケースでの飼育環境の作り方
カタツムリ飼育に最適な環境設定

準備するもの

まずは、カタツムリが快適に過ごせるお家を作りましょう!

必要なもの何に使うの?どこで買える?
虫かご(プラスチックのケース)カタツムリのお家ホームセンター・100円ショップ
腐葉土(ふようど)お部屋の床ホームセンター
霧吹きお水をあげる道具100円ショップ
小さいお皿ご飯を入れる器おうちにあるもの
卵の殻カルシウムの栄養おうちの卵を使った後

お部屋の飾り付け

カタツムリが楽しく過ごせるように、お部屋を飾り付けしてあげましょう:

  • 小石や落ち葉:隠れんぼができる場所
  • 木の枝:登ったり降りたりして遊べる
  • 植木鉢のかけら:雨宿りできる場所

これらは公園や庭で拾ってきたものでOKです!

わ〜い!ぼくのお部屋ができるんだね!石の下に隠れたり、枝を登ったりするのが大好きなんだ。楽しいお部屋にしてくれるかな?

カタツムリのお家を置く場所

キャベツを食べているカタツムリ
キャベツを食べているカタツムリ

いい場所

  • 日陰で涼しいところ
  • 風通しのいいところ
  • 温度があまり変わらないところ

だめな場所

  • 直接太陽の光が当たるところ(カラカラに乾いちゃう)
  • キッチンの近く(ばい菌がつくかも)
  • 暖房の近く(暑すぎる)

ぼくたちは体のほとんどが水分だから、暑いところは苦手なんだ。涼しくて、少し湿ったところが一番気持ちいいんだよ〜

カタツムリの床を作ろう

カタツムリの床
カタツムリの床

腐葉土(ふようど)という土を、3〜5cmくらいの厚さで敷いてあげます。この土は水分を保ってくれるので、カタツムリが大好きな湿った環境になります。

床のお掃除

  • 1〜2週間に1回は新しい土に替える
  • カビが生えたり変なにおいがしたらすぐに替える

きれいな土の上を歩くのは気持ちいいんだ!でも古い土は、なんだかいやなにおいがするから、新しくしてもらえると嬉しいな

カタツムリの大好きな食べ物

卵の殻を食べるカタツムリ
卵の殻を食べるカタツムリ

基本のご飯(野菜・くだもの)

食べていいもの

  • 葉っぱの野菜:キャベツ、レタス(一番好き!)
  • その他の野菜:きゅうり、にんじん、大根
  • くだもの:りんご、すいかの皮
  • 料理で残った野菜もOK!

食べちゃだめなもの

  • あじさいの葉っぱ(毒があって危険!)
  • しょっぱいもの
  • 腐った野菜

カタツムリはあじさいの葉っぱにいるようなイメージがありますが、実はあじさいの葉には青酸配糖体という毒が含まれているためカタツムリは通常食べません。

特別な栄養(カルシウム)

カタツムリの殻を大きく、丈夫にするために必要な栄養です:

  • 卵の殻:細かくしないで、そのまま置いておく
  • 貝殻:海で拾ってきたもの
  • コンクリートのかけら:少しだけ

カタツムリがよくコンクリートの壁をはっているのを見たことはありませんか?あれって実は、自然界では採りにくいカルシウムを求めて集まっているからなんです。

ご飯のあげ方

  • 毎日新しいものをあげる
  • 古いご飯は次の日までに片付ける
  • 食べ残しもきれいに取る

一番大切!カタツムリの水分補給

カタツムリにとって一番大切なのは水分です!

霧吹きの使い方

  • 1日に1〜2回、霧吹きでシュッシュッと
  • 土が少し湿るくらい(べちゃべちゃにしない)
  • カタツムリに直接かけても大丈夫

水分が足りないサイン

  • 殻の中にずっと隠れている
  • 動かない
  • 元気がない

水分がないと、ぼくたちは生きていけないんだ。霧吹きでシュッシュしてもらうと、『あ〜、気持ちいい!』って思うよ。でも、あまりにびしょびしょになると困っちゃうから、ほどほどにお願いします!

毎日のお世話

毎日やること

  1. ご飯を新しくする
  2. うんちをきれいにする
  3. 霧吹きで水分をあげる
  4. 元気かな?って観察する

1週間に1〜2回やること

  • お家全体を掃除する
  • 枝や石についたぬめりを取る
  • 古い落ち葉を新しくする

1ヶ月に1回やること

  • 土を全部新しくする
  • お家を石鹸で洗う
  • 太陽の光で乾燥させる

毎日お世話してもらえると、ぼくたちもとっても嬉しいんだ!特にきれいなお家は気持ちいいよ〜。みんな、いつもありがとう!

カタツムリの赤ちゃんが生まれるかも!

カタツムリの卵
カタツムリの卵

いつ卵を産むの?

カタツムリは5月から8月にかけて卵を産みます。カタツムリは不思議な生き物で、オスでもメスでもどちらでもあるんです!だから1匹でも卵を産むことがあります。

卵を見つけたら

  1. 別のケースに移す(お父さんお母さんカタツムリに食べられちゃうから)
  2. 暗いところに置く(卵は明るいところが苦手)
  3. 霧吹きで湿らせる(乾燥しないように)
  4. 1ヶ月くらい待つ(小さな赤ちゃんカタツムリが生まれる)

ぼくたちの赤ちゃん、とっても小さくてかわいいんだよ!でも、お腹がすくとつい食べちゃうこともあるから、別のお家に移してもらえると安心だな

絶対に気をつけること!安全のルール

カタツムリの赤ちゃん
カタツムリの赤ちゃん

ばい菌に注意

カタツムリには、人間の体に悪いばい菌がついていることがあります。

安全に触るためのルール

  • カタツムリを触ったら必ず手を洗う
  • 石鹸でよく洗って消毒液も使う
  • 口に手を持っていかない
  • 顔を近づけすぎない
  • 必ず大人の人と一緒にお世話する

お家の道具はキッチンで洗わない

カタツムリのお世話道具は、料理を作るキッチンで洗っちゃダメ!ばい菌が食べ物につくかもしれません。

ぼくたち、自然で生きてきたから、体にいろんなばい菌がついてるかもしれないんだ。みんなが病気にならないように、ちゃんと手を洗ってほしいな

逃げ出し防止

カタツムリは壁をスルスル登れるから、逃げ出しちゃうことがあります。

  • ケースには必ずフタをする
  • フタには空気の通る穴をあける
  • 時々フタがちゃんと閉まっているかチェック

カタツムリウォッチング!観察のポイント

カタツムリを観察すると、とっても面白い発見がたくさんありますよ!

面白い行動を見てみよう

  1. 食べる時の音:ガリガリ、サクサクって音がする
  2. 殻が大きくなる:卵の殻を食べて自分の殻を育てる
  3. うんちの色が変わる:食べたものと同じ色のうんちが出る
  4. 雨の日は元気:湿った日にたくさん動く
  5. 触覚の使い方:上の触覚に目、下の触覚でにおいをかぐ

記録をつけてみよう

  • 体の大きさの変化を測る
  • 好きな食べ物ランキングを作る
  • 天気と元気度の関係を調べる
  • 殻の模様をスケッチする

これらの記録は、夏休みの自由研究にぴったりです!

困った時の解決方法

Q
カタツムリが動かない…
A

大丈夫!カタツムリは昼間はあまり動きません。夕方や雨の日に観察してみてください。

Q
殻から出てこない
A

乾燥しているのかも。霧吹きで水分をあげて、しばらく様子を見てみましょう。

Q
お家が臭い
A

土が腐っているかも。すぐにお掃除して、新しい土に替えましょう。

Q
カタツムリがいなくなった!
A

お風呂場や植木鉢の近くなど、湿ったところを探してみて!乾燥する前に見つけてあげてくださいね。

もし困ったことがあっても、慌てないで!ぼくたちのことをよく見てくれれば、きっと解決できるよ

お金はどれくらいかかるの?

カタツムリと花
カタツムリと花

最初に必要なお金

  • 虫かご:300〜1,000円
  • 土:200〜500円
  • 霧吹き:100円
  • その他:0〜300円

全部で:600〜1,800円くらい

ずっと必要なお金

  • 土の交換:月に200〜500円
  • 野菜代:料理の残りを使えば0円!

1年間でも数千円くらいで、とっても安く飼えます!

カタツムリから学べること

カタツムリのお世話を通して、みんなはたくさんのことを学べます:

命の大切さ

小さな命でも、大切にお世話することで、生き物への優しい気持ちが育ちます。

責任感

毎日のお世話を続けることで、最後まで責任を持つことの大切さを学びます。

観察力

ゆっくり動くカタツムリをじっくり見ることで、小さな変化に気づく力がつきます。

疑問を持つ力

「どうして雨の日に元気になるの?」「なぜ殻があるの?」など、自然への疑問がわいてきます。

ぼくたちと一緒に過ごすと、みんなも優しい気持ちになれるよね。小さな生き物の気持ちがわかるようになると、きっと素敵な人になれるよ!

まとめ:みんなでカタツムリと仲良くしよう!

カタツムリの飼育は、正しいお世話の方法を覚えれば、小学生でも楽しくできます!

大切なポイント

  • 湿度(しつど)管理をしっかりと
  • 新鮮な野菜と卵の殻をあげる
  • きれいな環境を保つ
  • 安全に気をつける

カタツムリと暮らすと得られるもの

  • 生き物への優しい心
  • 責任感
  • 観察する力
  • 家族との楽しい時間

雨の季節にカタツムリと出会ったら、この記事を参考にぜひお家に迎えてみてください。きっと素敵な思い出になりますよ!

でも、飼い始めたら最後まで大切にお世話することを、お家の人としっかり約束してから始めてくださいね。

お父さんお母さんへ
この記事の情報は、専門家の知識と実際の飼育経験を基にまとめています。お子さんがカタツムリを飼育される際は、安全面について十分にご検討いただき、必ず保護者の方が付き添ってください。

この記事を書いた人
佐藤 隼人

年齢:35歳
趣味:料理、映画鑑賞、ジョギング、ガジェット収集
ペット:猫(茶々丸、トト)
便利なガジェットや家電を活用して生活を豊かにする工夫やペットたちの事などブログでシェアしています。

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